【6周年のご挨拶】
おかげさまで当院は、2026年9月をもちまして開院6周年を迎えます。
2020年の開院以来、多くの患者さま、地域の皆さま、医療・介護関係者の皆さまに支えていただきながら、今日まで診療を続けることができました。改めまして、心より御礼申し上げます。
とし内科~内科とおなかのクリニック~から、医療法人ホッとクリニックになってからも1年が経過しております。おなかをメインにはみてきましたが、やはりこの1年を振り返ると、医療を取り巻く環境は、これまで以上に大きく変化していることを実感しています。
皆さんが気を付けなければならないのは、高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病だけではありません。心疾患、腎疾患、認知症など、複数の病気を抱えることも珍しくありません。
一つだけ頑張っても、なかなか思い通りに健康であり続けるのは難しいものです。
一方で、医療従事者の不足、医療費の増大など、医療を「持続可能なもの」として提供し続けるための課題も、年々大きくなっています。私の腰と膝もなかなか痛みが引きません。
また、病気になってから治療するだけでは、十分とはいえない時代になりました。糖尿病や高血圧、脂肪肝などを早期に発見し、将来の心筋梗塞、脳卒中、腎不全などを予防すること。胃がん・大腸がんをはじめとする消化器疾患を、適切な検査によって早期に発見すること。そして、健康診断や日々の診療を「その場限り」で終わらせず、その方の未来の健康につなげていくことが、地域のクリニックに求められている役割だと考えています。
ここで少し耳寄りな情報ですが、便秘と心筋梗塞、歯周病と脳梗塞など、これまでは関係ないと思われていた疾患同士の関連についても、さまざまな論文で報告されており、注意しなければならないことは、書ききれないほどあります。
当院ではこの1年間、こうした課題に対応するため、診療体制の見直し、医療DXの推進、業務の効率化、スタッフ教育、検査・予防医療の充実など、さまざまな取り組みを進めてまいりました。今回の増築も、その一環です。
私たちが目指しているのは、単に「多くの患者さまを診察するクリニック」ではありません。
必要な方に必要な医療を、できるだけ早く、正確に、そして安心して受けていただけること。そのために、医師だけではなく、看護師、管理栄養士、医療事務、臨床検査技師、看護助手など、スタッフそれぞれが専門性を発揮し、チームとして患者さまを支えること。そして、デジタル技術を積極的に活用しながら、人にしかできない「考えること」「寄り添うこと」に、より多くの時間を使える医療体制をつくることです。
これからの地域医療では、「病気を治す場所」だけでなく、「病気にならないために相談できる場所」「困ったときに最初に頼ることのできる場所」が、ますます必要になると考えています。
地域の皆さまが健康について不安を感じたとき、「まず、とし内科に相談してみよう」と思っていただけること。そして私たちの存在によって、この地域で暮らす方々が少しでも長く、健康で、自分らしい生活を送ることができること。それこそが、当院がこの地域に存在する社会的な意義だと考えています。
6周年は通過点になります。
地域が抱える課題も変わり続けます。
当院は変わり続けます。
だからこそ私たちも、これまでのやり方にとらわれることなく、「患者さまにとって本当に必要な医療とは何か」を問い続け、変化し続けるクリニックでありたいと思います。
7年目も、そしてその先の10年、20年も、この地域に必要とされる医療機関であり続けられるよう、スタッフ一同努力してまいります。
これまで当院を支えてくださったすべての皆さまに、改めて心より感謝申し上げます。
今後とも「とし内科」をどうぞよろしくお願いいたします。
医療法人ホッとクリニック
とし内科 太子本院
理事長・院長 田中稔之











