太子町・網干駅最寄りの『とし内科』です。咳、頭痛等の風邪関連症状など幅広く総合診療を行います。胃痛、腹痛、便秘、おなかの違和感、胸やけ、胸の痛み、のどが詰まる等の診療や、胃カメラ、大腸カメラ検査にも対応いたします。
内科とおなかのクリニックブログ

食道がん

このような症状・お悩みはありませんか?

  • 声がかすれる
  • 熱い飲み物がしみる
  • 背中や胸の痛みがある
  • 食べ物を飲み込む時につかえる
  • 胸の違和感

上記の症状やお悩みをお持ちの方は要注意です。
食道がんを放置すると、他臓器へのがんの転移のリスクも高まるため、早めに当院を受診しましょう。

1.食道がんとは

食道がんは、食道粘膜にできる悪性腫瘍を指します。

主に扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)と腺癌(せんがん)の2つに分かれ、日本人の食道がんの90%は扁平上皮癌が占めています。バレット食道から生じるバレット食道癌も腺癌に分類されます。進行すると食道壁を超えて広がり、早期食道がん(粘膜内)、表在食道がん(粘膜下層)、進行食道がんと分けられます。進行すると転移のリスクが高まり、肺や肝臓などにも広がります。

食道がんは、アルコールやたばこが危険因子となり、アセトアルデヒド分解が弱い人ほどリスクが高まります。食道は粘膜が他の臓器と比較してうすいためがんが広がりやすい特徴があります。欧米ではバレット食道からの腺癌を発症する人が多いですが、日本では扁平上皮癌が主流となっており、合併症として胃がんや咽頭がんも認められることもあります。

また、食道がんは年間約2.6万人が罹患し、年齢による罹患の推移は40歳代以降に増えていき、70歳代でピークになります。この食道がんは早期発見が重要であることから、食道がんへの認識と予防啓発が大切です。

2.食道がん発症の原因

食道がん発症の原因は、「扁平上皮癌」と「腺癌」によって変わります。

「扁平上皮癌」は飲酒と喫煙が主な原因とされ、日本人に多く見られる食道がんです。飲酒と喫煙の両方の習慣を持つ方は、さらに発症のリスクが上昇します。

タバコに含まれる複数の発がん性物質が扁平上皮を癌化させる要因とされ、飲酒によって生成される”アセトアルデヒド”も同様の効果があるとされています。

日本人には、アセトアルデヒドを分解する酵素の活性が生まれつき弱い人が多く、これらの人たちはお酒を飲むとすぐに顔が赤くなることがあります。そのため、飲酒で顔が赤くなる方(生まれつき酵素活性が弱い方)は、飲酒により食道がんの発症リスクが高まると考えられています。

また、熱い飲み物や食道アカラシアという疾患を持つ方も高いリスクが報告されています。一方、食道腺がんの発症の要因は逆流性食道炎、バレット食道、肥満、喫煙などが挙げられています。

3.食道がんの主な症状

食道がんには初期症状がほとんどありません。

上記にも記載致しましたが、主に「声がかすれる」「熱い飲み物がしみる」「背中や胸の痛みがある」「食べ物を飲み込む時につかえる」「胸の違和感」などの自覚症状がある場合があります。

ただ、これらの症状は、食道がん以外の疾患でも生じる可能性がある症状なので、決して自己判断はせず、まずは診察を受けることを推奨しております。

4.食道がん発症の予防

食道がんの発症を予防するためには、禁煙、適量の飲酒、バランスの取れた食事、適度な運動、適正な体重維持、感染予防が重要です。特に、日本人に多い「扁平上皮癌」のリスク要因となる喫煙と飲酒を避けることが大切です。

アルコール摂取によって体内で発がん性物質が生成されるため、特に大量飲酒をしている場合は、禁酒か節酒に取り組むことで食道がんの発症リスクを軽減できるとされています。また、タバコによる活性酸素の影響が、食道がんの発症を促進することから、禁煙も重要です。さらに、野菜や果物を積極的に摂取することも、食道がんの予防につながると報告されています。

初期の食道がんは症状が出にくく、胃カメラ検査で発見されることが多いです。特に、飲酒や喫煙、アルコールで顔が赤くなる体質の方、逆流性食道炎やバレット食道のリスクがある方は、定期的な内視鏡検査をおすすめします。飲酒や喫煙をしない人を基準にすると、毎日1.5合以上のお酒を飲む人のリスクは約12倍、毎日20本以上タバコを吸う人のリスクは約5倍に上昇します。さらに、両方の習慣を持つ人のリスクは33倍にも達します。

したがって、食道がんの予防には、まず飲酒と喫煙を避けることが肝要です。また、過熱した飲み物も食道炎を引き起こし、食道がんのリスクを高めることがあります。日本茶やコーヒーなどの飲み物は、熱すぎないように心掛けましょう。

5.食道がんの検査

食道がんを発見するためには、「胃カメラ検査」が有効です。

5-1.胃カメラ検査

胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)は、口や鼻から内視鏡スコープを挿入して食道・胃・十二指腸を直接観察する検査です。粘膜の異常や病変が疑われる場合、生検も行い、幅広い疾患の確定診断に役立たせることができます。特に「食道がん」や「胃がん」の早期発見に欠かせず、早い段階で発見することで完治の可能性が上がることから、胃カメラ検査を定期的に受けることを推奨しています。

また、検査の際に鎮静剤を使用することで、眠っている間に検査を終えることができます。

当院では、「食道がんの検査」において、胃カメラ検査を推奨しております。
下記より、当院の胃カメラ検査の詳細をご覧いただけます。

胃カメラについてはこちら

6.食道がんの治療

6-1.内視鏡治療

がんの進行状況が「早期食道がん」の段階では、内視鏡的に切除することが可能です。

食道がんの深さが粘膜内に留まるものを早期食道がんと呼びます。この場合、内視鏡的食道粘膜下層剥離術(ESD)という内視鏡治療で、がん組織を切除することができます。切除された食道がんを含む組織は、顕微鏡で詳細に調べ、リンパ節への転移などの可能性を判断します。

また、粘膜を超えて粘膜下層まで進行する食道がんを「表在型食道がん」と呼びます。粘膜下層を超えて深くなるほどがんがリンパ節に転移してしまう可能性が高くなることから、内視鏡スコープで粘膜表面の模様や凹凸などをよく観察して、がんの広がりや深さ、組織型などによって総合的に判断し、どの程度の深さまでがんが進行しているかを予測して治療に当たります。

リンパ節に転移している可能性が高く、内視鏡治療が困難な場合や追加治療が必要な場合は、外科手術あるいは化学放射線療法を行います。

6-2.手術(外科治療)

遠隔転移がない状態であり、がんを外科手術で摘出が可能な場合、外科手術が選択されます。がんの広がり具合や深さに応じて、手術の前にがんを縮小させるための前処理として化学療法が行われることがあります。

また、手術後の再発予防のためにも後処理として化学療法が考慮されることもあります。手術が体力的に難しい場合や希望されない場合、また適切でない場合には、化学放射線療法や放射線治療を行う場合があります。

もしも遠隔転移が見られる場合、がんの拡散を制御するための化学療法が選択されます。

食道がんは、早期に発見されれば内視鏡治療によって治癒できる可能性があります。この方法は体への負担が軽減されるため、有益な治療法とされています。

早期発見・早期治療のためにも、定期的に胃カメラ検査を受けるようにしましょう。

7.当院の胃カメラ検査の特徴

当院の胃カメラ検査の特徴は下記の通りです。

7-1.鎮静剤を活用した苦しみを軽減させた検査

当院では、鎮静剤の使用を推奨しています。これは、胃カメラ検査における「おえっ」という喉の反応を抑制し、患者様にとってより快適な検査を受けて頂くためです。鎮静剤についての質問や疑問は、医師またはスタッフにお気軽にお問い合わせください。

7-2.細径スコープを使用

当院では、口からの胃カメラ検査において、最も細いタイプの内視鏡スコープを採用しています。これにより、通常の内視鏡検査に比べて、喉へのストレスを最小限に抑えることが可能となります。

7-3.内視鏡専門医による検査

内視鏡専門の医師が、診察から検査まで実施します。初めて内視鏡検査を受ける方でも、ご安心してご利用いただけます。

7-4.土曜日の検査可能

当院は、平日だけでなく、土曜日も診察を行っています。平日はお仕事で忙しい方でも、通院しやすいクリニックを目指しています。

7-5.経鼻内視鏡検査も選択可能

当院では、患者の不快感を最小限にするため、経鼻胃カメラ検査を提供しています。経鼻スコープは太さが5.4mmと経口スコープよりも細いため、よりスムーズな検査が可能となります。さらに、この細いスコープは経口検査にも使用することができます。当院では患者様それぞれのご要望に応じた最適なご提案をさせて頂きます。

7-6.最大限衛生面に配慮した環境

当院では、内視鏡自動洗浄消毒装置を導入し、クリーンな内視鏡検査を提供することに尽力しています。日本消化器内視鏡学会の内視鏡・洗浄ガイドラインに従い、内視鏡の洗浄および高水準な消毒を実施しております。

当院の胃カメラ検査について、詳しい情報は下記よりご覧頂けます。

胃カメラについてはこちら

8.まとめ

「声がかすれる」「熱い飲み物がしみる」「背中や胸の痛みがある」「食べ物を飲み込む時につかえる」「胸の違和感」などの自覚症状がある方は、食道がんを発症している可能性があります。自分は大丈夫だ、と上記のような症状を放置していると、食道がんが進行してしまい、内視鏡治療ではがん組織を切除できなくなってしまう可能性があります。

少しでも症状がある方は早めの段階で、当院の胃カメラ検査を受けることを推奨致します。

著者

院長写真

院長

田中 稔之(たなか としゆき)

[ 資格・所属学会 ]
  • 日本内科学会 認定内科医
  • 日本消化器病学会 専門医
  • 日本消化器内視鏡学会 専門医
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