太子町・網干駅最寄りの『とし内科』です。咳、頭痛等の風邪関連症状など幅広く総合診療を行います。胃痛、腹痛、便秘、おなかの違和感、胸やけ、胸の痛み、のどが詰まる等の診療や、胃カメラ、大腸カメラ検査にも対応いたします。
内科とおなかのクリニックブログ

便秘

1.便秘でお悩みの方へ

大腸がん便秘とは「本来排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できていない状態」をさします。

具体的にどのくらい出ていないから便秘といった定義があるわけではありませんが、一般的に3日以上排便をしていなかったり、毎日排便していてもスッキリせず残便感があったりという状態も便秘とされています。

現在国内において便秘で悩まれている患者様は男性でおよそ25%、女性でおよそ43%存在すると言われています。多くの方が便秘に悩まされており、中には便秘を我慢したり放置し続けてしまっていたりする方もいらっしゃるかもしれません。

しかしながら「よくある症状」として、放置や我慢をすることはお勧めいたしません。後述するような疾患にり患している可能性もあります。身体に不調を感じた際は、すぐに専門の医療機関を受診しましょう。

2.便秘の種類と原因

便秘の原因は人によって様々で、便秘の種類によって異なります。便秘の種類は次の3つに区分されます。

機能性便秘

便秘の原因として最も多い原因が「機能性便秘」と呼ばれるもので、大腸や直腸の機能自体に何らかの異常が生じて引きおこるタイプの便秘です。
さらに機能性便秘の中にも①弛緩性便秘②けいれん性便秘③直腸性便秘の3つに分けることができます。

①弛緩性便秘

腸内の内容物や便を肛門に向かって押し出す蠕動(ぜんどう)運動が十分に行われなくなってしまうことで、便が停滞し便秘となってしまいます。
食生活の乱れや運動不足などが原因であると考えられています。

②けいれん性便秘

腸管が緊張状態になり、蠕動運動が生じたり生じなかったりで発生する便秘です。
過度なストレス状態が続いていたり、環境の変化によって引き起こされると言われています。

②直腸性便秘

便が直腸にとどまってしまい排便できなくなるタイプの便秘です。主には高齢者や、痔を患っており、無意識のうちにトイレを我慢してしまう傾向にある方も発症するパターンもあります。

器質性便秘

便が腸管をスムーズに通過できなくなることで引き起こされます。大腸がん、腸閉塞(イレウス)、腸管癒着などの器質的な原因があって、腸内で通過障害が引き起こされ、便秘となってしまうケースです。

薬剤性便秘

抗うつ薬や、抗コリン薬(喘息や頻尿、パーキンソン病の治療で使われる薬)、咳止め薬を服用している方が、その副作用として便秘を引き起こす場合があります。これらの薬が腸の働きを鈍くする作用ももっているためです。

3.便秘になりやすい人の特徴

便秘になりやすい人は、なりやすい生活習慣を送っている場合がかなり多いです。便秘になりやすい人の生活習慣を記しましたので、ご自身でチェックをしてみましょう。

  • 食物繊維が不足している人
  • 水分が不足している人
  • ストレスの多い環境にいる方
  • 運動不足の方
  • 過激なダイエットをしている方
  • 便意があるにも関わらず排便を我慢してしまう傾向にある方

上記項目のうち、1つでも当てはまる方はご自身の生活習慣を見直していただくことをお勧めいたします。当院では生活習慣の改善などのアドバイスも行っていますので、自分一人で抱え込まず、是非お気軽に当院にご相談ください。

4.便秘に関連する疾患

便秘に関連する疾患には次のようなものがあります。

  • 大腸がん
  • 潰瘍性大腸炎
  • クローン病
  • 過敏性腸症候群(IBS)
  • 腸閉塞(イレウス)

便秘症状を我慢することで重篤な病気にかかってしまったという事態を避けるためにも、しっかりと医療機関を受診することが重要です。

5.便秘の検査方法

大腸カメラ便秘症状で受診された場合、医師の判断により大腸カメラ検査を行わせていただく場合があります。
腸の内部をカメラで直接観察することで、疾患や病変の有無をチェックすることができます。

当院の大腸カメラ検査について

6.便秘の治療方法

食生活を見直す
規則正しくバランスの良い食事を心掛けるだけで、便秘解消の近道になります。
食物繊維の多いもの、納豆、根菜、豆類、穀類、乳酸菌、オリーブオイルなどを積極的に摂取していただくのがおすすめです。
適度に運動する
運動不足は便秘を引き起こしてしまいます。いつもより1駅分多く歩いてみる、エレベーターではなく階段を使用する、お風呂上りにマッサージをする…など意識的に体を動かす習慣を取り入れてみましょう。
ストレスをためない
ストレスも便秘の大敵です。ストレスをため込みやすい方は、意識的に発散するようにしましょう。ご自身でストレス発散方法を探ってみるのもおすすめです。
薬剤療法
生活習慣の改善と並行しながら、薬剤(下剤など)を活用した治療方法を提案する場合もあります。患者様の症状やライフスタイルなどに応じて処方をいたします。

便秘でお困りの方はとし内科へ

便秘症状で困っている方は一度当院にお越しください。当院は便秘などの消化器疾患症状に特化した専門外来をご用意しています。

著者

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院長

田中 稔之(たなか としゆき)

[ 資格・所属学会 ]
  • 日本内科学会 認定内科医
  • 日本消化器病学会 専門医
  • 日本消化器内視鏡学会 専門医
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