便秘・大腸イメージイラスト久しぶりのブログ更新になってしまいました。
中々更新できずに申し訳ありません。
何かと診療の準備や各種手続きなどに追われておりまして、、、
皆様にご迷惑をかけないようにかなり多数ある様々な規則の中で診療を正しく行えるように尽力しております。

さて、当院では内視鏡診療も含めて胃と大腸の診療にも力をいれております。
大腸の異常の中で有名な症状があります。
【便秘】です。
【便秘】をお話する前に【便秘】とはいったい何なのか?
便秘というのは実は様々な定義があります。
内科学会では、、、
✅3日以上便が出てない状態
✅または毎日排便があっても残便感がある状態

消化器病学会では、、、
✅排便が数日に1回程度に減少し、排便間隔不規則で便の水分含有量が低下している状態

日本緩和医療学会では、、、
✅腸管内容物の通過が遅延・停滞し、排便に困難を伴う状態

なんのこっちゃってなりませんか?

毎日排便があっても残便感がなければ便秘ではないか?
排便が数日に1回で水分量があれば便秘ではないか?
腸管内容物が、、、

もういいですね。。。

定義つけるのは各種学会の仕事です。
当院では皆様が思っている【自分の便秘】を聞かせてください。
便が出たけど、おなかの張りが出ている。
残便感はないけど、満足に便が出ていない。
便がしっかり出たと思うのが、3回中1回だけだ。

医学的定義にあてはまっているかは別にどうでもいいことなのです。
便秘はたくさんありますし、今まで聞いてきた皆様の便秘の訴えは非常に多種多様です。

すぐには便秘薬で治せない方もたくさんいらっしゃいます。
そして便を出すというのは目標ではありません。

ずっと便が気持ちよく出て、すっきりしている生活を維持する。

というのが【便秘じゃない】生活と思っています。
大事なのは維持するというところだと思います。

よくあるコーラックやセンノシドという刺激系下剤で翌日に排便を大量にだしてすっきりする。そしてまた便秘に戻るというのは【便秘じゃない】生活とはほど遠いですよね。
もっというと、薬に頼らずに【便秘じゃない】生活が維持できたらもっといいですよね。
当院ではここを目指して検査、診療を組み立てていきます。

【便秘】以外の病気であれば治療方法が変わりますので、検査も行うこともあります。
一度でも悩んだことがありましたら、当院でご相談されてはいかがでしょうか?
【便秘じゃない】生活へのヒントを見つけることができるかもしれませんよ。