便潜血検査で陽性と診断されたら…
1.便潜血陽性と診断された方へ
便潜血検査とは、便の中に血液が含まれているかどうかを確認する検査です。
大腸がんの発見を目的としたスクリーニング検査として、現在国内で広く普及している検査のひとつです。便潜血検査で「陽性」と診断された場合、大腸がんや大腸ポリープなどの存在が疑われます。
便潜血検査で陽性と診断された際に一番やってはいけないことは、専門医を受診せずそのまま放置してしまうことです。是非早めに消化器内科医に相談しましょう。
2.「潜血」が意味するもの
便潜血検査で陽性と診断された方のおよそ1~2%が大腸がんであり、陽性の方のほとんどは痔による出血であるというデータがあり、「便潜血=大腸がん」というわけではありません。しかしながら大腸がんになる確立が少ないと安心してはいけません。
便潜血陽性の方に大腸カメラ検査を行った場合、半分以上の方に大腸ポリープが発見されております。つまり大腸カメラ検査によって、治療すべき病変や異常が発見されているということになるのです。
さらには便潜血検査で陰性であるからといって大腸がんではない、というわけでもありません。陰性の場合であっても早期がんが潜んでいる可能性はゼロではないため、定期的な検査が重要になってきます
3.便潜血検査で陽性となった場合の検査
便潜血検査で大腸がんの有無を100%確認することは上述の通り難しいのが現状です。
そのため便潜血陽性となった際には、出血原因や出血箇所を特定するための大腸カメラ検査の実施を行っていただく必要があります。
大腸カメラとは、先端にカメラの付いたスコープを肛門から挿入し、腸内部を直接観察することができる検査のことです。
大腸カメラと聞くと「痛そう…」「怖い…」といったネガティブなイメージを持たれることが多いかと思いますが、当院では大腸カメラ検査を苦痛なく受けていただけるような様々な工夫をしています。是非安心してお受けください。
4.よくある質問
5.便潜血陽性になったら必ず専門医に相談を!
とし内科では便潜血検査で陽性と診断された方への検査を行っています。
大腸がんは早期発見と早期治療が何よりも重要ですので、異常を感じた際にはすぐに当院にご連絡ください。